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オーディション型雇用は苦行

とある事件関係でネットをさまよっていると、パソナ代表南部靖之の「オーディション型雇用」発言にたどりつきました。

映画を制作するときのように、決まった期間だけ人やお金が集まり、終わったらぱっと解散する。僕はそれを「オーディション型雇用」と呼んでいる。正社員でいるとリストラや定年がある。フリーターのような立場なら本当の意味で一生涯の終身雇用が可能だ。だから今は不安定といわれているフリーターが安定した働き方になる。
(「日本経済新聞」2005年10月21日付より)

「一生涯の終身雇用」って良さげですが、その裏には「一生涯の就職活動」があるんですよね。「いつまでも仕事を探さないといけない」ってどんな苦行ですか、と。

企業側が「この仕事したい人集まれ~」って声掛けしたり、労働者側が「こういう仕事させたい企業集まれ~」と言って、両者のマッチングできればwin-winな感じがします。が、それはあまりいい世界ではないような気がします。

もしこういう働き方になれば、企業側は、優秀な人を集めるために、高いコストを払わないといけなくなります。毎回採用過程で費用がかかるのはもちろん、他企業間で優秀な人材の取り合いになるため給料を高くしなければいけません。未経験だが優秀そうな新卒を安く雇って内部で育てる方が、長い目で見ると安くつくでしょう。

労働者側も、働き続けるのが困難になります。新人がいつまでも労働市場に参加できないため、始めは無給か無給近くで働くことになります。労働市場的な価値がないですからね。そこでスキルが身についたとしても、それをいかした仕事を見つけ続けないと無職になるというリスク。他のスキルを身につけるには、また無給近くで働くことになります。

また、企業側も労働者側も、今以上に二極化が進みます。強い企業は不要な人間を雇わないし、優秀な労働者も安い給料では働きません。結果的に、強者はどんどん強くなり、弱者は逆転が難しくなるほど弱くなります。

これらを考えると、一部の企業と労働者だけがwin-winになるだけで、ほとんどの人は今より苦しくなるため、理想的な世界ではない気がします。

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