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タダで仕事を依頼する背景

😜

最近ネットでよく見かける「タダでの仕事依頼」の話。「友人や知人がタダでこの仕事をやってよと依頼してきた、信じられない!」というように、依頼された側が依頼主に対して怒っているという流れで見ることが多い。

僕のまわりにも、子供に数学を教えて(僕は昔数学を教えてた)とか、引っ越すから荷物運び手伝ってとか、とか言ってくる人がいる。タダか格安で。もちろん断ってるんだけど、こっちはあんまり気分がよくないし、なぜか相手も不機嫌になってる。

なんでも安く手に入れば、それに越したことはない。しかし、それを相手に強要することは、本来できないと思う。それに、今までの交友関係をその交渉手段に使うのもよくない。

こういう「タダや格安で仕事を依頼してくる人」を最近目にする理由は、デフレによって価格低下が日常化したこと、ネット上のフリーの概念が誤解されていること、があると思う。

モノが売れないのにモノがあふれかえっているため、価格はどんどん下がっている。そして、モノを売る人より買う人が価格決定権を持つようになった。この状況が長く続きすぎてしまったため、「仕事を依頼する側が価格を決めることができる」という間違った考えを生んでしまったのかもしれない。給料低下もこの考えに通じるものがある。

また、ネット上では、多くのソフト、写真、テキストなどがフリーで公開されている。だから、多くのものがフリーで手に入ると考えている人も多いと思う。しかし、そこには広告があったり、別の有料コンテンツがあったり、別のビジネスへの橋渡しがある。つまり、フリーは、収益に結び付く、他の何かがあるから成り立つのであって、それ単体ではフリーにはなりえない。フリーの部分にしか目が行ってなくて、誤解している人がいるんじゃないかな。

プロの仕事にタダはありえません - Togetterまとめ

これを見たからこういう記事を書いてみました。こういった依頼が来た場合、次の仕事につながるかどうかで考えればいいと思う。これで断ったとして、依頼主が逆ギレして悪いうわさを流しても別にいいと思うんだよね。依頼主と同類の客が消えただけの話なんだから。

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