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マスコミはこれからも人を自殺に追い込む

元フジテレビのアナウンサーが、理研の副センター長であった笹井さんの自殺について、記事を書いています。

笹井氏の自殺について | BLOGOS

元アナウンサーとして「笹井さんを死に追いやったのはメディアではないのか」という質問を受けたので、それについての意見を述べた、というものです。

読んでみましたが、論点がずれすぎていました。

まず、「まわりの人にショックを与えるから、自殺は悪いことだ」というのを、自分の体験を交えて書いています。そのうえで、笹井さんの自殺について、「マスコミが何も考えずに追い込んでくることも知ってる。追い込まれる人の気持ちも知ってる。それでも、自殺は逃げであり同情はしない」としています。

この元アナウンサーは、自身の不祥事でマスコミに追いかけられた経験があります。だから、そういう人の苦しみはわかるけど、逃げたらダメだ、という考えなんだと思います。しかし、この回答は論点がずれすぎでしょう。

質問では「報じる側の視点」を聞いているのに、回答が「報じられる側の視点」になっています。元アナウンサーに「報じられる側の視点」を期待することはないでしょう。

「マスコミは追い込んでくるものだ」というのが、そもそもの間違いだと思うんですよね。「元」アナウンサーとはいえ、マスコミの人が「マスコミは人を追い込むもの」というのを考えの大前提としている時点で、これからもマスコミが人を自殺に追い込むパターンはなくならないんだなぁと予想されます。

記事では、「自殺は自分を殺す行為であり、殺人である」とも書かれています。それならなお一層、その自殺に追い込んだマスコミは悪いってことになります。

追いつめられた人が犯罪を犯したとして、その追いつめた人は無傷なんでしょうか。追いつめ方に問題がなかったのか、同じことが起こらないようにするにはどうしたらいいのか。そういうことが回答として求められていたんじゃないでしょうか。

「テレビのコメンテーターも、死んだ人を無差別に褒める文化はどうにかしたほうがいい」とも書いてますが、そもそも報道の仕方をどうにかする方が先でしょ、と思ってしまうのでした。

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