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早稲田大学博士論文不正問題と「実績による信用」

前に、「早稲田大学博士論文不正問題に思うこと」という記事を書きました。

不正の疑いのある博士論文について、調査委員会は「問題はあるけど学位取消は無し」という報告書を出しました。これに対し、多くの大学関係者が批判したにもかかわらず、茂木健一郎氏は批判しませんでした。このことを上の記事内で、批判的なトーンで書きました。

当時は、茂木氏の考え方がほとんど読み取れず、批判しないことが理解できませんでした。しかし、これを見てその背景が少しわかりました。

茂木健一郎先生と小保方問題その他で対談したんですが、話が噛み合いませんでした(山本 一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース

僕なりに茂木氏の考えをまとめると、こうです。

日本の国力を引き上げたい、というのが考えの大前提としてある。その引き上げのためには、自由な考え方や意見が必要。大学の自治も自由であるべきで、大学が出した結論は尊重したい。
(この結論による博士号への影響については、)博士号自体をそもそも信用していない。学歴も実績も信用していない。「今何をしているか」だけが判断材料であるべき。それらが競争を経て、いいものだけが結果として残る。

対談を読んで、批判しなかった背景はわかりました。過去の実績になんの重きも置いていないなら、論文の中身だけが重要、となると思います。

ただ、「実績による信用」は重要だと僕は思いますね。そもそも人の数が多く、競争相手が多すぎるんだから、過去実績による信用によって、土俵に上げる人数をしぼる必要があると思います。もちろん、その人数をしぼりすぎると、質の下側が消える一方で、上側の部分も消されてしまう可能性もあるため、どうしぼるかは難しい。しかし、全くしぼらないというのはやり過ぎではないかと思います。素晴らしい結果を出しても、日の目を見ず、消えていくことが多くなるのではないかと。それって、結果的に国力の引上げには貢献しない気がします。

というわけで僕としては、大多数と同じ意見になりますが、あの調査委員会の結論は、「実績による信用」の運営を台無しにしてしまうという点で、いまいちだなぁと思いますね。

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