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人件費の抑制でデフレを乗り切ってきた企業は、インフレを乗り切れない

これ読みました。

どんなに人手不足でも、いやだから労働力が集まらない根本的な理由 – 空気を読まない中杜カズサ

直接的な感想ではないですが、「人件費の抑制でデフレを乗り切ってきた企業は、インフレを乗り切れないんじゃないか」ってことを思いました。

デフレとはモノの値段が下がっていく状態のことです。デフレ下では安くしないとモノが売れません。そこで、企業は価格を下げるためにいろいろな努力をします。大量に材料を仕入れて仕入価格を下げるとか、仕入経路の中間を省くとか、加工方法を工夫して追加コストを抑えながら商品の種類を増やすとか、販売データの分析によって売れ残りを減らすとか。そして、人件費の抑制も行うでしょう。

働き口が少ない時は、労働条件が悪くても人は集まります。なので、安く労働力を調達できる前提でも、そのビジネスはワークするでしょう。しかし、最近は、悪化しすぎた労働条件が敬遠され始めている一方で、条件のよい働き口が増えてきているようです。その結果、人件費は上昇傾向にあります。また、アジアなどに工場を持つ企業も似たような問題を抱えています。経済成長による人件費の高騰に加え、円安が進行しているためです。

人件費の抑制でデフレを乗り切ってきた企業は、「販売価格の上昇スピードと人件費の上昇スピードのバランス」と戦わなければいけません。ただ、安さを売りにしていた企業にとって、「販売価格の上昇」は選択しにくいものの、「人件費の上昇」を許容しないと業務が継続できなくなってきています。景気が少し良くなっても、全商品の価格が一斉に上がることはありません。安さが売りの商品は、価格の上昇スピードも遅くせざるをえません。

一般的には景気がよくなってインフレになると倒産は減ると予想されます。しかし、上で書いたような理由により、人件費の抑制でデフレを乗り切ってきた企業が多ければ、逆に倒産は増えるでしょう。「ゼンショーの労働環境改善調査報告書がすごい内容だったのでまとめてみた」みたいなブラックな企業がなくなる(倒産じゃなくて体質改善という意味で)のはいいことなので、ぜひそうなってほしいですね。

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