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言わない嘘

「嘘」というのは、「事実とは違うこと」を指すことが多い。しかし、「事実を言わない」という嘘もある。

例えば、「チョキよりグーの方が強い、グーよりパーの方が強い」とだけ言われたら、「パーが一番強い」という結論になる。それでジャンケンして「すみません、パーよりもチョキの方が強いんですよ、みんな知ってると思ってました」とか説明されると、説明された方は「だまされた!」って感じるはず。これが、「言わない嘘」。

話をしている人にとって、「言わない嘘」は「事実と違うことをいう嘘」よりも罪悪感が少ない。「言う」というのは能動的な行為で、「言わない」というのは消極的だからだ。しかし、「言わない嘘」の方が、実は能動的なのかもしれない。

話を聞いている人が、言われた内容に対して「本当かなぁ、違う気がするなぁ」と嘘に反応できる場合もある。その多くは「事実と違うことを言っている嘘」の場合だろう。「言われてないことについて考える」というのは、何もない空中を注視するようで、なかなかできることじゃない。なので、「言わない嘘」はばれにくい。だから、「言わない嘘」は、「嘘をつこうという意志がより強い」という意味で能動的と言えると思う。

「言わない嘘」を見破るのは、上でも書いた通り、なかなか難しい。ただ、一つ方法があるとすれば、「話がうますぎないか」という発想を持つことだろう。「事実を言わない」ということは、その事実がなにかまずいことを含んでいる、ということだ。話をしている人にとってまずいのか、聞いている人にとってまずいのかは、状況による。どちらにしろ、全ての項目をプラスマイナスして、プラスが大きすぎれば「まずい事実が表に出ていない可能性がある」と疑った方がいい。

「言わない嘘」はなかなか見抜けないけれども、ネットに流れる裏話的なもののおかげで、マスコミなどの「言わない嘘」がたくさんあばかれている。しかし、この「見えない嘘」はまだたくさんあるだろう。冒頭の例を見て、「パーを出せば絶対勝てるじゃん」じゃなくて、「絶対勝てる方法があるって、ルールがおかしくないかな」という発想を持てるようにしたい。

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