今日も8時間睡眠
8時8分888文字。何それ?

僕が死んだ話

大学生の時にバイトをしていた塾の先生から久しぶりに連絡があった。その塾では、基本的にみんな自習をしている。僕は答え合わせや解説、わからないところの説明などをしていた。生徒の年齢は、幼稚園から高校生までとバラバラ。教科もバラバラで、僕は大学では数学専攻だったけど、ごんぎつねも炎色反応も関係代名詞も江戸時代も教えていた。そういうスタイルの塾だった。

僕が知っているその塾の生徒で一番若い子が、今高3で次の進路もだいたい決まったとのこと。複数合格していて、どれを選ぶか悩んでいるところのようだ。僕がその子と最後に会ったのはもう10年以上前で、その子は小学校に入るか入らないかくらいの年齢だった。今の姿は、もはや想像がつかない。

僕のシフトの関係で、その生徒とは10回も会っていなかったと思う。でも、なかなかインパクトのある事件があったので、その生徒のことはよく覚えてる。

その生徒とは短い期間に数回会ったあと、タイミングの問題でしばらく会わない日が続いた。で、数か月ぶりに塾に来た日が重なったんだけど、僕の姿を見たその生徒はすごく興奮し、椅子の上に立ち上がるなどのよくわからない行動をとっていた。「そんなにレアキャラ認定されていたか」とも思ったし、「レアキャラに会えて、さぞうれしいんだろう」とも思っていた。しかし、あとで別の先生の話を聞くと全く違っていたらしい。

僕の姿を見ない数か月の間に、その生徒の中では、僕は死んだことになっていたらしい。そして、数か月して「あの人死んだのに生き返った!」ということで興奮し、奇行に走ったらしい。

その生徒は小学校に入るか入らないかくらいの年齢だったので、何を考えてるのかわからないことはよくあると思うんだけど、なぜ死んだことになってたのかはいまだに全くわからない。「塾を辞めた」ならまだわからんでもないんだけどね。勝手に殺さないでくれ。

まぁ、そんな生徒ももうすぐ高校卒業というのだから、時間が過ぎるのはとても早い。メインの話は、この生徒の卒業についてだったんだけど、サブメインとして別の生徒が結婚したという話もぶっこまれた。独身の僕は、2度死んだ。

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