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「子どもがいなくても幸せ」というサンプルが少なすぎる

🏇

これ読みました。

産みたい女 産みたくない女 産むか産まぬか決まらぬ女 - 限りなく透明に近いふつう

かなりの長文で、いろんなテーマを含んでいます。ただ、根底にあるのは「既婚女性が、子どもを産むか産まないかを決めずに生きていくのは難しい」ということですね。「子どもを産まない既婚女性は肩身が狭い」というのも語られていますが、細かいですけどこの2つはちょっとニュアンスが違っています。「産むか産まないか決めていない」と「産まないと決めている」とは少し違います。上の記事を書いている人は、「産むか産まないか決めていない」女性です。

僕はこの記事に関して、まだまだ「子どもがいなくても幸せ」というサンプルが少なすぎるんだろうなとコメントしました。上の記事で問題になっているのは、「女性が子どもを産むのは当然」という考えと「女性が子供を産むのは選択肢の一つ」という考えとの対立です。年配の女性には子供を産んだ人が多く、前者のような考えを持っている人が多いため、後者の意見を持った人との溝は埋まらないんですね。「子どもがいなくても幸せだった」という意見を持った年配の女性は少ないため、しばらくはこの溝が埋まることはないと思います。世の中の流れ的には後者の勢力が増しているようですが、年配の女性が自分の常識を新しくするのは難しいでしょうからね。

戦後に2回ベビーブームが起こっていますが、これはつまり「子どもを産むのが流行りだった」とも言えます。「子どもがいなくても幸せだった」なんていうサンプルが、そもそも少ないのは仕方ありません。少子化の流れで、「子どもがいなくても幸せ」というサンプルはこれから増えてくるはずです。なので、上の記事にあるような問題も解消されていくんでしょうね。相当時間はかかりますが。

まぁ、他の問題は全然解消されないんですけどね。子どもの数が増えないと経済発展が難しくなるとか、子どもを産むにあたり経済状況や教育や子どもの犯罪などの懸案事項が多いとか。この辺りは、政治や経済のマクロな話ですが、ミクロの視点でもまだまだいろんな人が根深い問題を抱えているんだな、と思いました。

(888文字)

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