今日も8時間睡眠
888文字のブログです

タイトル詐欺のせいで話がかみ合わない

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僕は、よくはてなブックマークを使います。これはブックマークしたサイトをオンラインで管理できるサービスですが、サイトをブックマークする時にコメントをつけることができます。自分用のメモとして使ってる人もいるけど、コメントは公開されるので、他の人に見せることを目的にコメントをしている人も多いです(コメントを非公開にすることもできます)。僕も他人が読む前提でコメントをしてますし、他の人のコメントを見ることもよくあります。

他の人がつけたコメントを見て最近よく目にするのは、「記事に賛成している口ぶりなのに、コメントの主張内容は真逆」という現象です。

これはタイトル詐欺のせいです。タイトル詐欺と言えば、少し前には、2ちゃんねるのまとめサイトがよくやっていました。その後、バイラルメディアが採用しはじめ、今では大手のニュースサイトでさえ手を出しています。本文を読ませるためにキャッチーなタイトルをつけるのはいいと思います。しかし、本文以上に内容を盛りこんだり、誤解をうむ表現にするのはいまいちです。真逆の意味にとれるタイトルも見かけるようになり、最近ひどさが増しています。

タイトルと本文が乖離しているため、はてブのコメント欄には、上に書いたようなおかしな現象が起こってるんですよね。タイトルを見ただけでコメントした人と、本文まで読んでコメントした人。両者とも記事に賛成している風なニュアンスでコメントしてるけど、コメント内容が食い違っていたり逆になってることがあるんですよね。

「ちゃんと本文を読まない人が悪い」という意見もあるかもしれないけど、どう考えてもタイトルをつけた人が悪いです。はてブのコメントは、「タイトルしか読んでいない」ことが可視化されているけど、その割合から考えると、コメントをしてない人でもタイトルしか読まない人は結構いるようです。誤解されたまま情報が拡散されていくことを考えると、タイトルをつけた人の罪は重いと思います。

「この新聞の記事を信用する人はいない」と広く知れ渡る某スポーツ紙のように、世間が耐性をつけるまでは、タイトルしか読まない人は減らないんでしょうね。

(888文字)