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「問題が見えない」と「問題が存在しない」

「問題が発生した」という話を聞かない。誰も騒いでいない。こういう「問題が見えていない」状況は、必ずしも「問題が存在しない」と同じではありません。

過去に問題が起こった時、その解決方法が適切でなかった場合は、今後問題が起きても発見が遅れてしまいます。例えば、問題の原因となった社員に激しい懲罰を与えれば、誰だって「あんなことにはなりたくない」と思うはずです。それが「注意力アップにつながる」とも言えますが、問題が起こった時に隠ぺいしようとするインセンティブが増すことにもつながってしまいます。問題が起きても、まわりには見えにくくなってしまいます。

発生する問題の中には、時間がたてば自然に解決していくものもあります。しかし、大抵は時間がたつごとに悪化します。それに、悪化すればするほど、告白するより隠ぺいする方が精神的に楽になってきます。しかし、解決しない問題は、やがて見つかってしまいます。そして、「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」という展開になります。

問題を隠していた人は当然悪いですが、このセリフを言ってる人にも原因はあると思います。問題への事後対応として重い懲罰を採用してしまえば、それは自分で今後の問題を見つけにくくしていることと同じです。そうなれば、「問題が見えない」と「問題が存在しない」は、さらにかけ離れてしまいます。問題が見えていない、気付いていないだけで、どんどん悪化していってるのに、「何も問題は起こっていない」と誤解することになります。

問題が起これば、担当者だけでなく管理者もダメージを受けます。なので、理想的なことを言えば、管理者自身が「問題は起きていないか」と意識し、自分から探しにいくのがいいと思います。ただ、わざわざめんどくさいことに首をつっこみたいとは普通は思わないので、こんなことができる人は少ないでしょう。なので、少なくとも、問題が起こった時にすぐに報告が上がってくるような環境を作っておくことくらいは、やっておいた方がいいと思います。

問題を起こした人は責められるべきですが、やりすぎると将来発生する問題をより大きくしてしまいます。

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