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「あないみじ」な古文の模試の話

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前に書いた「理屈派と応用派」という記事の中で、学生の時に「古文なんて勉強して何になるの?」と思っていた、という話を書きました。実際、「古文なんて勉強しても意味ないでしょ」と思っていて、ほとんど勉強していませんでした。まぁ、そのことが原因というのもあるのですが、20年近く前に受けた模試で衝撃的なことが起こったので、いまさらですが、今日はその話を書きます(大昔のことなので、記憶があいまいです)。

高校生のとき、学校で受けた模試。全員強制的に受けさせられたので、苦手な古文の問題も解かないといけない状況でした。

古文の問題文は、こんな感じでした。主人公は男。今は新しい嫁と一緒に暮らしているんだけど、昔の恋人のことが忘れられない。そこで、その過去の恋人のことを思って、手紙を書いちゃう、みたいな話。手紙の最後に、「めっちゃ好きやで」っていう和歌も詠んじゃう、って話。

まー、だいたいこんな話だな、と理解して解答していきました。全体のストーリーが分かっていたので、各設問もすらすら解答が書けました。

全科目の模試が終了。答案は採点されて後日返ってくるんですが、学校には解答と解説がすでに届いていました。模試が終わったその日に、解答が配られました。

僕はその解答・解説を見て、衝撃を受けました。さっきの古文の問題、登場人物は全員男でした。ボーイズラブの話ではありません。完全に誤読していました。

本当の話はこうでした。主人公は男。今は新しい先生のもとで学問に励んでいるんだけど、昔の先生への尊敬の念も忘れていない。そこで、前の先生のもとで学問に取り組んでいたことを思い出して、手紙を書いちゃう、みたいな話。手紙の最後に、尊敬する恩師とめっちゃ勉強してた自分との思い出に関する和歌も詠んじゃう、って話。

これはやばい。この誤読の仕方はやばい。「主人公は××を愛するあまり…」みたいな解答書いちゃったぞ、と。僕はもう白目むいてぶっ倒れそうでした。ってか、恩師に和歌送るんですかー。

この時ほど、「答案よ、返ってくるな」と思ったことはありません。いや、むしろ、この模試の答案が返ってきた記憶はありません。

(888文字)

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