位置ではなく速度を見ている
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これ、たしかにそうですね。
「ニートだけど本を出した」だと凄そうだけど「ライターだけどほとんどニートのようなもん」だとだめっぽいし、「ニートだけど漫画描いて若干の収入がある」だと良さそうだけど「漫画描いてるけどたいして売れてなくて全然食えるほどじゃない」だと別に珍しくもない。 「ニートだけど」をつけると何でも凄く見える - とても静かな状態で考えること - オレ理論
だから、「ニートだけど」ってつけたほうがいいって話です。確かに、「ニートだけど○○」と「○○だけどニート」はまったく逆の印象になりますね。同じことなのに。
一度ハードルを下げてから元に戻すと、なんかプラスになったような気がする、っていうやつですよね。「昔不良だったけど、今はまじめになった」っていう人が、「昔からずっとまじめだった」人よりまじめに感じてしまうのも、同じ系列の話です。よく考えると、過去に悪さをしてない人の方が、誰にも迷惑をかけていない分、いいはずです。しかし、「立ち直った」というのが高く評価されてしまうんですよね。悪い人たちの集団から離れて改心するというのは、大変なことだとは思います。ただ、今までまじめだった人より上にくるのは変です。
あれはなんなんでしょう。これはきっと、位置を見ているのではなくて、速度を見ているということなんでしょうね。特に、速度の「方向」を見ている、と。今同じ位置にあったとしても、ベクトルが横向きで今の位置にいるのと、ちょっと上を向いている状態で今の位置にいるのとでは、後者のほうがいいと感じてしまうんでしょう。今のベクトルの向きが、今後も続くんじゃないかっていう予想が入っているのかもしれません。過去のパスは重要視されないんでしょうね(過去の位置が低すぎると、また違ってくるでしょうが)。
上のリンク先は、次のようにしめられてます。
だからもっとみんな「ニートだけどサラリーマンもやってて月の手取りは15万もある」「凄ェ!」とかいう風に使うといいと思う。
まぁ、「ニートでサラリーマン」はギャグだけど、「ニートだけど副業収入が15万」ならなかなかすごい感は出ると思いますね。
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