今日も8時間睡眠
8時8分888文字。何それ?

部分を集めただけでは全体にはならない

これ、深いなぁ。

フランスの数学者で科学哲学者でもあったアンリ・ポアンカレは、いみじくもこう述べた。「家が石でつくられるように、科学は事実を用いて作られる。しかし石の集積が家ではないように、事実の集積は科学ではない」

「宇宙創成」サイモン・シン メモ1 – 団塊亭日常

全体は部分から構成されているけど、部分を集めただけでは全体にはならないってことですよね。集めるだけではなく、各部分がつながっていないといけない。よく使われる表現で言うと、「有機的につながる」必要がある、ということでしょう。

では、例えば、事実をどうつなげていけば、科学になるのでしょうか。多くの事実からその背後にある法則を推測し、実験をしたり調査をしたり分類をしたりして、結論を出していく。これらの積み重ねが科学になっていくのでしょう。つまり、それぞれの事実をロジックやストーリーでつなげていくことで、科学へと昇華していくのだと思います。

このことは、普段書いているブログ記事にも応用できるかもしれません。「事実」だけで人をひきつけるには、その事実に速報性や特殊性、秘匿性がないと難しいです。一般の人がそうした情報を豊富に持っていることは少ないでしょう。しかし、すでに知られている事実でも、それらをうまくつなげることができれば、新しいものとして人をひきつけられるようになるのではないでしょうか。

例えば、「これらのニュースには共通する背景があるんじゃないか」とか「この事実とこの事実は、全然違う分野だけど同じことを言ってるのではないか」とか。そういう切り口で新しく記事を書けるかもしれません。また、「ある分野で成り立つ法則を、別の分野に応用したらどうなるか」というつなげかたもあるでしょう(というか、今日のこの記事自体がそういう構成になっています)。

もちろん、部分を組み合わせて全体を構成していく作業は、時間もかかるし簡単なことではありません。抽象化の作業も必要で、誰でもできることではないかもしれません。しかし、ただ事実をまとめるだけ、身の回りで起こった平凡なことだけを書くよりは、面白くなるんじゃないかと思います。

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