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「音質向上」への関心がわかない理由

これを読みました。

CDなどにスプレーすると音質が向上するという「白金ナノ粒子水溶液」 | スラド

個人的にはこのニュース自体への関心はないんですけど、同じページにあった次のコメントがおもしろいなぁと感じました。

写真は2枚並べて比較できるけど、
音楽は2つ同時に聞けない。

「こうすると音が良くなる、音質が改善する」みたいな話は、ネットや本でよく見かけます。一部には怪しげな科学を思わせるようなものもあるんだけど、上のコメントに書かれてることが結構本質的なことを言ってるように思いますね。

つまり、beforeとafterを並べて比較できないため、一度片方の感覚を覚えてからもう片方と比較することになる。だから比較しづらい。なので、「改善した」って言われても、違いが大きくなければ多くの人はその違いを実感できません。対照実験をしても、結果の差を認識できる人が少なければ、実験の意味がありません。なので、インチキ科学のように感じる事案も出てくるんでしょうね。

僕は、AMラジオでも全然問題ないほど、音質へのこだわりはありません。CDより高品質の音を聞いても、その良さに気付けないレベルです。聞き分けることのできる「音質の良さ段階」が少ないので、あるレベルを超えたらどれも同じになってしまいます。冒頭のニュースにあるような「音質向上」への関心がわかないのは、こうした認識力の弱さによるものだと思っていましたが、比較の難しさも確かに影響してるでしょうね。

よくよく考えれば、味覚や嗅覚も聴覚と同じサイドです。2つの味、2つの匂いを同時に感じることはできますが、その違いを同時に比較することは難しいです。触覚も同じ場所で2つの刺激を同時に感じるのは難しいでしょうね。別々の場所なら可能ですが、場所が違うと感じ方も変わってしまいます。視覚以外での比較は難しいでしょう。

音や味を数値化する装置は、「数字にすれば比較できる」という考えから作られたものだと思います。しかし、それ以前に「数字にすれば認識しやすい」という効果もあるでしょうね。この認識のしやすさも、比較の難しさを緩和する働きがあると思います。

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