今日も8時間睡眠
888文字のブログです

録画されている状態で話し続けるの、しんどい

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前に、とある人から「こういうプログラムを書いて」と頼まれて、簡単な業務アプリを作ることになりました。ドキュメントも作りましたが、完成後に「簡単に使い方の説明をしてほしい」と言われたので、会議室で大きなディスプレイを使って説明することになったんです。数人に向けての小さな会だったので、説明会というよりは勉強会のような感じでした。

そのとき、「説明を録画したい」という話になり、iPhoneで撮られながら説明したんですが、「録画されてる」というだけで、すごくしゃべりづらかったんですよね。

そもそも、「説明する」ってだけでしゃべりづらい。1対1ならまだいいですが、1対数人になると相手からの反応がかなり薄くなってしまいます。反応が返ってこない状態で話し続ける時点で、すでにしんどい。

NHKの高校生向け教育番組や、放送大学でやってる番組などを見て、「なんでこの先生は、元気なくたんたんとしゃべるんだろう」と不思議な気持ちになった経験があるでしょう。わざとつまらなく、わざとこっちを眠くさせてるんじゃないか、と。でも、あれってしゃべるほうに立つと、ほとんどの人があんな感じになるんですよね、相手からの反応がないのに、こっちのテンションを高く保ったまま話し続けるには、相当な精神力が必要です。普通は恥ずかしくて、はじめは元気があったとしても、だんだん元気がなくなってしまいます。

しかも録画されているとなると、「残ってしまう」というプレッシャーで余計に元気がなくなってしまいます。「間違ったことを言っちゃいけないな」とか「一度でわかるような説明にしなきゃいけないな」という気持ちもあるし、「変なギャグを言ってすべったり、テンションが高すぎて変な空気になると、黒歴史になってしまう」という気持ちも働くかもしれません。いろいろ考えてるうちに、おとなしくなってしまいます。

ドランクドラゴンの「日本遊戯研究部」というネタでは、テレビの撮影になると変な話し方になる学生が出てきますが、多くの人が日常とは違った話し方になってしまうと思います。まー、自分はあんなにひどいレベルではなかったと信じたいですが。

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