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「初めて買ったCD」という死語

いまや、音楽はネットで購入したり、動画サイトで見たりするものになっていて、だんだんとCDを買うことが減っている。自分のことを振り返ってみると、ここ10年で買ったCDは1枚あるかないかで、そもそも最近の曲を聴くこと自体が少ない。

話のネタとして、「初めて買ったCDは?」というのがある。昔は「初めて買ったレコードは何か」だったんだけど、時代とともに買うものが変わった。でも、これからは、そういう変化以上の変化が起こってしまうんだろう。若い人たちがどれだけCDを買わないかは知らないけれど、この質問が意味をなさなくなるのも時間の問題だ。

僕が初めて買ったCDは最後に書くとして、なぜ初めて買ったCDはあんなに印象に残るんだろう。

その理由の1つに、「値段の高さ」というのがあると思う。大人にとっては、シングル1000円もアルバム3000円もたいした金額ではないけど、子どもにとっては、小遣いの大部分がなくなる金額であり、数週間から1か月程度はひもじい生活を強いられることになる。そんな高額なものを買うので、初回は印象に残るのだろう。ただ、高価だから慎重になるはずなのに、黒歴史になってしまうチョイスをすることは多いんだけどね。

「物として音楽を所有する」という感動もあるだろう。今までテレビやラジオでしか聞いてなかった音楽が、CDというモノとしてここにある。形がないはずの音楽が、形をもってここにある。この事実も、印象に残る理由なのかもしれない。

初めて買ったCDに関する質問が繰り返されるのは、多くの人にとって「大金を払って、形を持った音楽を手にする」ことが印象的だからなのだと思う。だからCDの場合だけ話題にあがる。一方で、ミュージックステーションで初めて聴いた音楽や、ラジオで聴いた聞いた音楽は記憶を覚えている人は少ないだろう。YouTubeやニコ動で初めて聴いた音楽も、何だったかは覚えていない。かけ流し系の音楽ストリーミングサービスにいたっては、自分で選ぶことがないんだから、さらに印象に残らないだろう。

「初めて買ったCDは何か」。この質問は、やがて死語になってしまうんだろうな。

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