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「若者の○○離れ」は、若者マーケティングの失敗

昨日、テレビとCMに関する記事を書いたけど、そこに貼ったリンク先のサイトで、次のようなコメントが書いてあった。

いまは若者がテレビ離れをしているのではなく、テレビのほうが進んで若者から離れていっているように思えます。

テレビからCMが消える日〜『報道ステーション』と『笑点』「分刻み視聴率」分析で“ヤバい現状”が明らかになった スポンサーと局が抱える「矛盾」と「限界」 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

「若者の○○離れ」はいろんなところで言われている。そして、「いやいや、もともと若者はそこにいなかったよ」という指摘もよくある。「離れる」というと、若者がいたように読めるけど、そもそもいなかったんだから「離れる」はおかしいでしょ、という指摘。

確かにこの指摘は当たっていると思う。どの業界も、若者が顧客としてはじめから存在しているわけではない。見込み客だと企業側が思っていても、これから若者が顧客になるかどうかはわからない。それは、大きな業界でも、古くから続く業界でも、同じだ。

「若者が離れていく」と感じるのは企業の勝手だけど、実際には若者へのマーケティングが失敗しているということだろう。魅力がないから去ったのではなく、はじめからそっちに行こうとすら思っていなかった、というほうが正しいのかもしれない。なので、堂々と言うことではない。それに、主語は若者ではなく、企業だと思う。

「昔の若者がこの業界に憧れを持っていたのだから、今の若者も同じはずだ」という常識は通用しない。「若者が置かれている環境」は大きく変化しているし、若者の顔もどんどん変わっていく。既存客と同じやり方で新規顧客がつく確率は、下がり続けているし、これからも下がり続けると思う。

僕には、「若者の○○離れ」という表現は、どこか「若者に非がある」というニュアンスが入っているように感じてしまう。実際にはフラれたわけじゃなく、そもそも付き合ってすらなかったのだから、「他に好きな人ができたんだね」とか「消極的だ、草食系だ」とか「自分にはこんなに魅力があるのに、わかってないなぁ」とか言っても、筋違いだと思う。

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