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お金が払われない世界で、どうやってお金を回収するか

ネットの発達により、「情報にお金を払う」という感覚がどんどんなくなっています。情報が欲しいならネットで検索すればいいし、もし見つからなければ質問サイトで聞けばいい。「情報を得るのにお金がかかる」という認識が育ちにくい環境ができあがっています。

似たような現象は、ITの発達によっていろんなところで起きています。例えば、音楽業界。20年ほど前は「音楽にお金を払う」は「CDにお金を払う」とほぼ同義でした。しかし、今では「ライブにお金を払う」に移っています。データのコピーや送信・共有が簡単にできてしまう以上、音楽コンテンツの複製防止に力を入れるのは、残念ながら無駄な抵抗でしょう。それよりも、複製しにくいコンテンツを作り、それでお金を回収することを考えたほうが現実的です。

実物・実店舗と比べて、バーチャル・ウェブ上ではコストが安く済むという発想から、「ウェブサービスにお金を払う」という認識も育っていません。そのため、ここでのお金の回収は、フリー版で制限していた機能を有料で提供する、使用量や使用回数の多いヘビーユーザーから課金する、サポートやコンサルティングを有料で提供する、といった方法をとることが多いです。一部のユーザーが全ユーザーを支えるという構造です。

テキストによるコンテンツは、今までは広告による回収がほとんどでした。新聞サイトであっても「情報にお金を払う」の難易度は高く、ましてや他の企業や個人がテキストを有料で売るのはもっと難しいです。そのため、どこのサイトでも、広告で稼ぐモデルがメインとなってしまっています。

同じように広告で稼いでいるテレビが視聴率を重視するように、ウェブサイトもPVを重視します。PVが広告に直結するため、PV至上主義になりがちです。その結果、ブラックな手法を使ったSEO対策や炎上によるSNSでのバズに手を染めやすくなります。

こうした流れにネットユーザーも疲弊してきています。でも、情報にお金を払う流れにはならないでしょう。おそらく、「テキストコンテンツを作れる力」そのものに、一部の人がお金を払う、という流れになるのではないかと思います。

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