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​「火のないところに煙は立たないって言うじゃない?」って言うじゃない?

​「火のないところに煙は立たないって言うじゃない?」って言う人がいるじゃないですか。「真実じゃなかったら、そもそもそんな噂が出ることはないよね」という考えが背後にあり、つまり、これを言う人は「噂はきっと本当なんでしょう?」と言いたいんだと思います。

実際にその噂が本当のことももちろんありますが、間違ってることもあります。間違っている場合には、疑われるようなまぎらわしい行動をとったことが原因である場合、つまり、噂をされた人が悪い場合もあるし、単に誤解されただけの場合、つまり、誰も悪意のなかった場合もあります。どちらにしろ、噂をされた人の何らかの行動がきっかけとなっていることが多いと思います。

しかし、噂をされた人の行動がまったく関係ないのに、変な噂が立つこともあります。その一つが、煙を立たせた人にメリットがある場合です。​​

この例としてパッと思いつくのは、週刊誌です。特に芸能人関係では、まったく事実と異なる記事が出たりします。あれは、おそらく、あとで誤報だとわかったとしても、それまでにたくさん売れればいいという発想があるからでしょう。この選択肢を取り続けると、信用を失い(信用のある週刊誌がどれだけあるんだという話はありますが)、自分の寿命を短くしてしまいます。なので、普通は何度もこんな行動はとらないはずですが、頻繁に発生しています。

他には、「ライバルを蹴落としたい」という人によるもの、というケースも考えられます。実力では倒せないので、場外乱闘に持ち込もうという魂胆なのでしょう。これで蹴落とせるようになるとはあまり思えませんが、こんなやり方で蹴落とせたとしても、また別の新しい人に抜かされてしまいそうな気がします。天下がとれたとしても、一時的でしょう。

変な噂が立ってしまうのは、本人の行動によるものもありえますが、その人に関する噂が流れると喜ぶ人がいる場合には、もう本人の行動は関係ありません。気を付けていても、身に覚えのない噂が立つことはありえます。これはほとんど事故なので、避けることは難しいです。火のないところから煙が立ち上がってしまうこともあるんですね。

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