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新聞メディアに作ってほしいもの

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川上量生の「ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち」の中で、メディアについて次のように書かれている部分があります。

メディアの使命が批判だという時代は終わった
淡々と情報を伝えるメディアというのが必要

これについて、僕も確かにそうだと思います。

今、池上彰がテレビでやっていることの多くは、本当は新聞メディアがやるべき内容なのではないか、と思っています。今までの紙の新聞であれば、紙面の都合上、世界や日本の情勢に関する日々のスナップショットを載せるだけで終わってしまうのは仕方ありません。一度出てきた人名や単語は、次の日以降ほとんど解説されないまま新しい記事が書かれます。しかし、それだと後から読みだす人にはよくわからないでしょう。定義がぼやっとしたまま記事を読むことになったり、意味が分からず読むのをあきらめてしまうこともあるでしょう。

なので、各新聞はサイト内で基本的な政治・経済の解説を充実させるのがいいと思うんですよね。歴史的な流れや学術的な解説をきれいに編集して載せれば、需要はあるはずです(ウィキペディアのように使ってもらえる)。そうした解説があることで、「じゃあ最新の状況はどうなってるんだろう」と新聞記事に目線が移動するんじゃないでしょうか。

正直、そんなものを作るのは超めんどくさいし、僕が欲しいと思っているだけのポジショントークではあるのですが、メディアが新しい用語を流行らせて、それを知らない若者や素人に「そんなことも知らんのか」的な態度をとってると、そのメディアの寿命は短そうですよね。取材で記事のフローを生み出す能力も大事ですが、過去のストックを活用する力も重要です。他のネットメディアに比べて新聞の持ってる大きな強みですよね。単に過去記事が検索できるとかじゃなくて、編集して随時アップデートされるものが作れれば、みんな見ると思うんだけどなぁ。

紙の新聞がスマホやネットで見れるだけだったら、今のネット新聞は高すぎです。「日経電子のばーん」とかいう三国志とのコラボなんてやってないで、あの値段に見合ったメリットを供給する方法をまじめに考えたほうがいいのではないかと思いますね。

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