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「時価総額〇兆円消失」系の記事について

たまに、新聞などで「時価総額が〇兆円消失した」とか「時価総額が〇億ドル増えた」みたいな見出しのニュースを見ることがあります。ただ、あれってどれくらい意味のあることなのか、よくわからないんですよね。

例えば、1万台限定で、1台5万円のスマホが売られたとするじゃないですか。これらが全部売れたとすると、世界中のこのスマホの価値を足し合わせれば、総額5億円です。それを、ある人が別の人に1台3万円で売った場合、「他の人たちのスマホも3万円の価値だ」と考えて計算すると、このスマホの全体の価値は3億円となり、総額は2億円減った、となります。上のニュースでやってることは、こう考えるのと似てるように感じるんですよね。

スマホの中古市場と株の流通市場では価格の付き方は違いますが、時価総額の計算の仕方は「一部の取引で全体を評価する」という点で、上の考え方と同じです。

「時価」というのは、その日行われた、部分的な売買取引の結果です。これを使って、各個人・各法人が自分の金融資産を評価するのは、まだ意味はあると思うんですよ。その人が実際に金融資産を売却するときには、時価に近い価格で売れるだろう、と予想できるので。

でも、それを全員分集めるっていうのは、どうなんでしょう。全員が一斉に売ろうとしたら、時価で売れることはありません。もっと低い価格になってしまうはずです。なので、その時価総額が実現されることはありません。だから、「時価総額」はただの参考値だと思うし、その増減も参考値だし、それほど大きな意味を持たないように思います。

もちろん、全員がその時点で決算を作っていれば、対象の金融資産の合計が時価総額に一致するはずなので、時価総額の増減がみんなのセンチメントを表していると考えることはできます。ただ、これは主要な株価指標の動きを見ればわかることだし。

時価総額の変化は、変化幅×株式数を使って求められるので、〇億円とか〇兆円という、とても大きな数字になりやすいです。大きな数字には、インパクトがあります。このインパクトの強さを利用して、そのときのセンチメントを強調しているだけのように感じます。

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