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手動ドア

入り口に「手動ドア」と書いている店を見かけることがあります。今ではほとんどの店の入り口が自動ドアになっているので、自動ドアじゃない場合でも突っ立ってしまう人がいるからなんでしょうね。実際、自動だと思い込んでしばらく待ってしまう人もいるし、僕もボーっとしているときに「自動ドアだと思っていたら自動じゃなかった」ということを経験することがあります。

また、「自」と「動」だけが大きくなっていて、よく見たら「自分で動かしてください」と書いているジョーク系貼り紙を見ることもありますね。

あと、少し違いますが、トイレで手を洗おうとしたら、自動で水が出てくるタイプじゃなかったということもあります。手の角度をいろいろ変えながら「反応が悪いな」と思っていたら、そもそも自分で蛇口をひねらないといけなかった、という。

ところで、よく考えると、「手動ドア」というのは不思議な言葉ですよね。新しいタイプの「自動ドア」が出てきた結果、以前からあった「ドア」の名前が「手動ドア」に変わってしまっています。そして、その名前はすごく当たり前なもので、「わざわざ説明しないといけない」と感じるものになっています。

「食べるヨーグルト」というのも同じような例でしょう。

飲むヨーグルトが出てきた結果、「これは、食べる方のヨーグルトです」とわざわざいう必要が出てきた、ということですよね。飲むヨーグルトが出てこなかったら、わざわざ言う必要のない言葉です。「飲むヨーグルトだと思ったら、飲むタイプじゃなかった」というケースはあまりない気もしますが、それでも「飲むヨーグルトじゃないんだよ」と強調するためには、「食べるタイプです」というしかないんでしょうね。

回転寿司が出てきたから「回らないお寿司」という言葉が生まれたし、携帯電話が出てきたから「固定電話」という言葉も出てきました。お寿司はもともと回らないし、電話ももともと固定されていたんだけど、それをあえて言わないと区別できなくなってしまうんですね。

新しいものに新しい名前が付くのは自然だけど、そのせいで古いものにも新しい名前が付くというのはなかなかおもしろいですね。

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