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就活と双眼鏡

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これを読みました。

夜10時に就活生が双眼鏡で応募先企業の「残業」偵察 驚きの実態に物議 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

下に挙げたような、就活生の行動についてですね。

夜22時のオフィス街に、双眼鏡を持った就活大学生の姿が。一体何をするのかと思えば、双眼鏡を使って見ていたのは、応募先企業のフロアの明かり。 「残業していないかチェックしている。ブラック企業に就職したくないから…」 自分の就職先では、実際どれくらいの人が、どれくらい残業をしているのか自分の目で確認しに行く。今、就活大学生の間でこういった動きが増えてきているのだそう。

この行動が、NHKで取り上げられていたようです。上の記事にはネットでの否定的な反応も載っています。

僕も、あまり意味がないように思います。電気がついていても、みんなが残っているわけではないし。それに、最近は強制的に職場の電気を消すものの、こっそり家に持ち帰って仕事をしているというケースもあるし。

ただ、この就活生の行動を見て、「入社してからも、権利ばかり主張してきそう」と企業側が身構えるのは少し違う気がします。入社してそんなに時間がたっていないのに、過労で亡くなった人のニュースもありましたからね。ブラック企業に入ってしまうことが文字通り"死"につながってしまう、その危険性が顕在化してきています。就活生が、少なくともこうした企業は避けたい、と考えるのは自然な流れだと思います。

企業側がまったく信用されていないんでしょうね。就職説明会で人事が話をしても、社員が出てきて話をしても、本音を言ってるかわかりません。本音かどうかなんて、いつの時代の就活生にもわからないのですが、今はネットからの情報がたくさん入ってきますからね。10年以上前の僕の時代でさえ、掲示板に不安をあおるような書き込みをする愉快犯はいましたし。余計に混乱するんでしょう。

むしろ、ネットなどの情報をうのみにせずに、自分の目で確かめるという行動力がある点を評価する、という考え方もあるんじゃないかと思います。実際に、双眼鏡で覗かれていたら、いい気持ちではないですけど。

(888文字)