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古い建物と生存バイアス

例えば、古い建物を紹介する番組で、「この建物では、こういう技術が使われてるんですよ。昔の人たちは、建物を長持ちさせる技を知ってたんですねぇ」みたいな話になることがあります。でも、これって昔の人たちはどうやって知ったんだろう、と疑問に思うんですよね。

家やマンションのCMで、地震が来ても建物が倒れないかどうかを実験する映像が流れることがありますよね。あーいう実験ができるなら、建物の強度を測ることができますけど、昔にそんな装置はもちろんありません。

そのさらに前の時代に作られた建物から学ぶということもあるでしょう。でも、建物が何百年も持つかどうかなんて、すぐにはわからないじゃないですか。どの建物から学ぶべきか、というのを決めるのも大変ですよね。記録をとることも簡単じゃない。また、その建物に使われているどの技術を取り入れるのが正解なのか、決めるのも大変です。実験として建ててみて、長期間観察するということも難しそうです。

ということで、ひょっとしたら、たまたまなんじゃないか、という気もしてくるわけです。つまり、長持ちするつもりで建ててはなかったんだけど、たまたま長持ちしちゃった。または、そのときはよく考えずに使っていた技術、そのときはそれを使う以外選択肢がなかった技術が、たまたまいい効果を生み出していた。もしくは、みんな「これが効くんじゃないかなぁ」と、よってたかって試行錯誤したんだけど、たまたまそのうちのいくつかが焼けたりせずに残った。そういう意味での「たまたま」です。そういう説もあるんじゃないかと思うんですよね。

答えを知っていて、それを使って作られた結果残ったのか、それともたまたま残っているものの中から「建物が今もなお残っている理由はこれに違いない、これに気づいていたとはさすが」と思っているだけなのか。前者だとは思うのですが、どうやって答えにたどり着いたのかを考えると、ひょっとして後者もあり得るのかな、と。火災などでなくなっちゃったけど、実はもっとすごい技術があったのかもしれない。でも今は見れないので、今残ってるものを高く評価している可能性もあるのかなと。

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