今日も8時間睡眠
888文字のブログです

テレビは「テレビで育った人たちの内輪ネタ」

😭

少し前に、「おっさんの作るテレビは、共通の背景がない若い子には理解できないものになっている。おもしろくないのではなく、わからない、ということ」という趣旨のことを書きました。

漫才はどんどんやりにくくなるんじゃないかな | 今日も8時間睡眠

それと本質的に同じようなことを言っているなぁ、と思う記事を見つけたので引用したいと思います。少し長いですが。

柴:実は今の日本って、30代より上と10代前半でものすごい文化の断裂があるんじゃないか、と思うんです。ボカロとか関係ない話ですけれど、つい先日、『笑っていいとも!』の最終回があったじゃないですか。ダウンタウンやとんねるずなど、お笑い怪獣たちが一同に介して話題となったわけですが、実は喜んでいたのは30代以降で、ひょっとしたら10代前半の子はそれほど関心がなかったんじゃないだろうか、と。 さやわか:そもそも、とんねるずがどういう存在なのかすら、10代にはもはやわからないでしょう。最終回の昼にビートたけしが出て、80年代について語りながら「テレビの絶頂期だもんね」というようなことをチラッと言ったんです。逆に言うと「いいとも」が終わる今は、すでにテレビの絶頂期がとうに終わっていることを意味している。テレビタレントの中でも一番偉いと目されているビートたけしがそう言うのだから、本当に「何かが終わったんだな」と思いました。実際、若い子はボカロしか聴かないしテレビも見ないでニコニコ動画を見ているという話を最近はよく聞きます。テレビコンテンツは一部のものしか届いていない状況かと。  初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論(1/4) - Real Sound|リアルサウンド

結局、テレビで育った世代とネットで育った世代の違いということでしょうかね。テレビで育った世代が、いつまでもテレビの中でテレビを見ているひとを相手にしてきた。その結果、テレビは「テレビで育った人たちの内輪ネタ」になってしまった、と。そして、後から参入してきた人たちは理解できずに、別の新しいものを見つけてしまった、ということでしょうね。

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