アンケート結果は、サンプルにも注意しないと。
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前に「いつのまに恋愛市場はこんなに自由闊達になったんだ」という記事の中で、「アンケートのサンプルがあやしいよね」と書きました。この記事内のアンケートに限らず、どのアンケートもサンプルの偏りに注意しないと、結論を誤解してしまいます。
上の記事内であったのは、「ネットでアンケート」というものですね。単なるイメージだけど、リア充男性はネットアンケートに答えなさそうですよね。それに、年齢層が上の人の声は反映されにくそうです。年齢が上の人でもネットを使う人はいますが、割合としては多くないですからね。政治に関するアンケートをとると、リアルとネットで大きく差が出ることがあるけど、これはネット利用者の年齢層が一因ですよね。
政治アンケートと言えば、新聞社がやってる世論調査ですよね。この調査は、無作為に選んだ固定電話番号にかける方式をとってます。しかし、若者の一人暮らしなんて家に固定電話を置いてませんよね。それに、平日昼間しか実施していない調査の場合は、その家の奥さんが答えることになりますよね。この方式もまた、偏りが出ていますよね。
リアルの調査もネットの調査も対象に偏りがあると考えられるので、割り引いて見るしかありません。誰を対象にどうやって調査したかによって、結果をある程度割り引いて考える必要があります。
昔、「皇居を走る男性ランナーの半数以上が年収700万円以上」という結果をもとに、「ランニングによって年収アップ」という結論を出していた記事がありましたが、これもおかしいんですよね。すでにいろんな人が指摘していますが、「皇居ランナーは、近くの大企業で働いてるか、地価の高い場所に住んでいるかのどちらか。だからもともと年収が高い」、つまり、ランニングしたから年収がアップしたんじゃなくて、年収が高いために皇居にも来れて、走れてただけ、という。あと、年収が低い人は正直に年収を答えないだろう、答えるとしたら見栄をはって多めに答えるだろう、というのも考えられます。
こういうアンケートでは、サンプルに偏りがある前提で見ないと、変な結論を信じてしまうことになりますよね。気をつけないと。