「成功者は○○をしている」系自己啓発本について
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自己啓発本で、「なぜ成功者はみんな○○をしているのか」とか「成功する人が実践している○○の習慣」とか「成功者だけが知っている10個の○○」のような、「成功者は○○をしている」系の自己啓発本ってありますよね。ただ、これってタイトルだけを見てそれを実践しても成功するわけじゃないんですよね。
「成功者は○○をしている」に関してですが、そもそも人間は4つのパターンのどれかに分類されます。
○○をして成功した人 ○○をしたけど失敗した人 ○○をしてないが成功した人 ○○をしてないし失敗もした人
成功と失敗の定義に、議論の余地はありますが、それはちょっと置いておきましょう。とにかく、成功と失敗に線引きがされてるとします。そうすると、上の4つのパターンしかないんですよね。
本を書いた人、または、著者の調査した人たちが、たまたま「○○をして成功した人」のカテゴリーにいたというだけなんですよね。本当は「○○をしたけど失敗」というパターンもあるし、「○○してないけど成功」というパターンもある。だから、タイトルだけを見て、「そうか、○○すればいいんだな」っていうのは、まったく意味のないことなんですよね。
中身を見て、その因果関係をチェックする。それが一番大事になってきます。この因果関係の強さが、そのまま成功する確率に直結するからです。
なので、中身を読んで、「俺はいつも○○してたんだけど、そしたら成功したから、お前らも○○すれば成功するぞ」とかいう内容しかなかったら、即行でそんな本は捨て去ればいいです。「アンケートをとってみたら、○○して成功した人が多いみたいだから、みんなもしろよ」とか言ってるのも、葬り去った方がいいです。
大事なのはロジックです。もしロジックがなかったとしても、「○○したけど失敗した」とか「○○してないけど成功した」という人があまりいないことを主張していたら、まだ読む価値はあるかもしれません。ロジックが言語化できていないだけで、背後に隠れているかもしれないからです。これらもないとしたら、それは「○○した人がたまたま成功した」というだけであり、読む価値はかなり低いです。