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赤信号、みんなで渡っても怖い、と思わせるために

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「なぜ、エレベーターに乗ると、上を見てしまうのでしょう? 実は、みんなパーソナルスペースを持っています。そこに人がくると、無意識のうちにストレスを感じ、そのストレスから逃れるために、上を見るのです」

よくこんな説明がされますが、前々からこの説明には疑問を持っていました。というのは、僕の場合、上を見るのは、階数表示を見るためだからです。もし階数表示が横にあれば横を見るし、見えないときにはスマホを見ることもあります。パーソナルスペースに人が入ってきたから上を見る、というわけではないと思うんですよね。

むしろ、動くものがあるから目がそっちに行っちゃう、という方が正しいんじゃないかと思います。サイトでも動きのある広告があると、目に入ってくるじゃないですか。文章を読んでいるときは邪魔だと感じますけど、それはつまり、動きのあるものに目が反応しちゃってるということなんですよね。

歩行者を立ち止まらせるための「踊る赤信号」が斬新でおもしろい!! - YOSHIKI NEWS!!.com

人型の赤信号が踊りだし、道行く人がそれをみて立ち止まる、というネタ。赤信号で人が渡らないようにするための策らしいです。目に留まりやすいという点では、すごくいいと思います。

ただ、珍しくなくなったら、抑止効果がなくなるかもしれません。視線はそっちにいくけど渡っちゃう、という人が出てくるかもしれません。本来渡ってはいけないけど、まわりへの注意が散漫になっている状態で渡れば、逆に危険度をあげてしまうことになります。

どこで見たか忘れちゃったんだけど(防衛省近くだったような?)、ある車の通りの少ない道路でこんな注意書きが書いてあったんですよね。「この道路を横断して事故を起こしても、保険金が下りない可能性があります」。これ、地味に効くような気がするんですよね。車の通りが少ないから、きっと横断する人が多いんでしょう。そういう人に「自己責任でやってください」と。とどまる人は増えると思います。

赤信号でも、事故の危険より、事故後の保証が減るorなくなるという脅しで責めてみた方が抑止効果はあるんじゃないかなぁ。

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