読んでほしい人に読まれない記事は害でしかない
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この記事を読みました。
ウザいと評判のHIKAKIN(ヒカキン)の動画を見てみたらハンパなく損した気分になった件
そして、この記事についているはてブコメントも見ました。ものすごく荒れています。
HIKAKINについては、僕は好きでも嫌いでもありません。存在は前から知っていて、最近はCMでも見るようになったなぁ、というくらいのニュートラルな見方です。それでも、元の記事のタイトルは、「HIKAKINがウザいという噂は聞いてて、ウザいもの見たさで見てみたら、やっぱりウザくて損した」というふうに受け取りました。しかし、記事は「ウザいと聞いてたから今まで見てなかったけど、すごくいいじゃないか! 今まで見てなかったのは損してたなぁ」という内容です。「そっちの『損』か!」とツッコみたくなるほど、真逆です。
PVを稼ぐためにタイトルで釣る、というのはよくありますが、「タイトルは大げさだけど、中身はしょぼい」というのが典型的なパターンです。しかし、今回は「タイトルで『叩く』と見せかけて、中身で『褒める』」というまったく逆の方向になっているんですよね。これが今回の荒れ方の原因ですよね。
何に対しても、世の中には、いいと思っている人と悪いと思っている人がいます。そのうち、「悪いと思っている人」だけが反応するようなタイトルでわざわざそういう人を呼んできておいて、その人たちに全く逆のことを言った。その結果、悪いと思っている人は「読みたくないものを読まされた」と怒りだします。いいと思っている人は「こんなタイトルがついている記事はそもそも読みたくない」とスルーしてしまいます。
結果的にPVは稼げたかもしれないけれど、読んでほしい人に読まれない記事は害でしかないというのが、今回の出来事でよくわかりました。読むべきじゃなかったのに読んだ人、本来読んでほしかったのに読まなかった人、この記事を書いた人、全員にとって悲劇だったと思います。PVは少なくなるかもしれないけど、タイトルと中身が一致してないとか、奇をてらったタイトルとかは、避けた方が安全ですね。今後のブログ運営で、気を付けていきたいです。