食券機あるけど、現金で追加注文できるって何なの?
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小さなラーメン屋なんかに行くと、食券システムを導入してるとこがある。店にとっては、事前にお金をもらうことになるから食い逃げされる心配はないし、注文を聞き間違えることもないし、おつりを渡し間違うこともないので、メリットは多い。そもそもオーダーを聞く人やレジを打つ人を雇う必要がないので、小さい店なら一人でもなんとか店を開ける。デメリットは、食券機購入という初期費用が挙げられるけど、人を雇うことを考えたらたいした違いじゃない。いや、むしろトータルでは安い。メニューの変更がしづらいとか、機械が故障した時の対応をしないといけないとか、そういうデメリットもあるけど、小さい店なら食券システムを導入するメリットの方が大きいだろう。
客としては、店に入ってすぐに食券機と格闘しないといけないから、機械的で冷たい感じがするというデメリットはあるかもしれない。何度入れても戻ってくる千円札とかイライラする。ただ、それ以外は大きなデメリットはないんじゃないかな。客が感じるメリットもほとんどないけど。強いて言うなら、店の人がお金を触った手で料理しない、ってのがあるかもしれない。もちろんお金を扱った後には手を洗うんだろうけど、そもそも汚れない環境ができていればそれに越したことはない。
ただ、時々「追加注文は現金でできるよ」っていう店がある。カウンターで100円玉を渡したら、味玉をトッピングできる、みたいな。「おいおいなんだそれは!」って思う。せっかく料理する人が現金を手で触らなくていいように食券機を導入してるのに、現金を扱ってたら意味ないじゃないか、っていう。「追加注文するたびに食券買え」っていうのは冷たい対応ではあるけど、現金で買えちゃうってのも客へのメリットが台無しな対応だ。しかも、「追加注文が現金でできる」というのは、追加注文をする人にとっては便利なルールだけど、追加注文しない人にとっては「現金触った手で料理するのか」というデメリットしかない。
食券機があるのに現金で追加注文できるシステムは、個人的にはやめてほしいなと思う。現金を触らないなら、ずっと触らない対応でいってほしい。