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エネループとのかくれんぼに勝てない

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ふと時計を見ると、文字が消えかかっている。電池が切れそうだ。確認してみたら、普通の使い捨て電池を使っていた。「そういえば、使っていないエネループがあったはず」。しかし、手元にあったのは1本だけ。時計には、2本の電池がいる。1本足りない。

単4のエネループを4本買った記憶はある。どうでもいいところに使っているんだったら、この時計に使いたい。しかし、エネループの捜索はなかなか難しい。

他の時計や、テレビのリモコン、エアコンのリモコン、電灯のリモコンを確認したけど、どれも使い捨ての電池だった。まだ捨ててないビデオデッキがあるんだけど、そのリモコンも使い捨て。「リモコン以外でどこに使っているだろう」と考えてみても、パッとは思い浮かばない。直接モノを見て、エネループを使っているかどうかを確認する、ということを繰り返した。めんどくさい。

やっとのことで、2本発見した。電子辞書に入ってた。うーん、意外だ。こんなところでエネループを使っていたとは。

いろいろ探してみたものの、残りの1本が見当たらない。もうエネループを探すのはあきらめた。エネループじゃない使い捨ての単4電池も手元になかったので、結局仕方なくエネループを追加購入することにした。

よくよく考えると、エネループが出てくる以前は、「どの電子機器にどの電池を使うか」なんて考えることはなかった。とりあえず単3電池や単4電池を買っておいて、電池が切れたら交換する、という運用しかしてこなかった。しかし、エネループの登場により、電池にはランクが生まれた。使い捨ての電池と使い捨てじゃない電池には、明らかな身分差がある。どこでどの電池を使っているかを把握しないといけない時代が来てしまった。

後でわかるように、今後はどこでエネループを使っているかをメモしておくことにした。

しかしどこ行ったんだ、単4エネループ。かくれんぼが上手すぎて探し出せない。

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