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「未経験は難しい」と転職エージェントが言っちゃうのって

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「未経験は難しい」と一般企業が言っちゃうのは、まぁ仕方ないと思う。未経験者をゼロから育てていくシステムを構築するのはコストがかかる。だから、新人に対して同時期にまとめて教育するのはできるけど、中途に対してはやってられないというのはわかる(新人教育コストも払えないという企業もあるが)。「未経験は難しい」と言う企業が多すぎる気もするけど、僕も働いてた時は中途採用で入ってきた人と仕事をするときにいろいろやりにくい場面もあったので、未経験を敬遠したくなる気持ちはわからなくもない。

ちなみに、やりにくいっていうのは、例えば歴史や人物やルール説明をしなければいけない場面が多いとかそういうの。新人や異動してきた人にもこういう説明は必要なんだけど、ゼロから理解するのと違う文化で一度育ってから理解するのとではちょっと状況が違う。過去の経験が新しいことを学ぶときの障害になったりするからね。異業種から来た人の場合は、教える方、学ぶ方、両者ともしんどい。

ただ、「未経験は難しい」と転職エージェントや派遣会社が言っちゃうのってどうなんだろうね。求人を出してる企業の多くが「未経験は難しい」と言っているから、それを単に転職活動をしている人にも言ってるだけなんだろうけど。でもそれって、自分で自分のマーケットを狭めてるだけの気がするんだよね。同業種内で人をぐるぐるさせるだけじゃなくて、異業種にも人を送り込めるようにしていかないと、転職マーケットは拡大していかないんじゃないかなぁ。

難しいことを重々承知の上で書くけど、転職エージェントがマーケットを拡大させるために必要なことは、各企業に汎用性の高い仕事を増やしてもらうことじゃないかな。もしくは、現時点ですでに汎用性の高い仕事がたくさんあることに気付かせることじゃないかな。内部で働く人にとっては受け入れがたいことかもしれないけど、自分がいつまでも同じ会社で働けるとは限らないことを考えると、労働市場の流動性を高めることはマイナスではないと思うんだけどなぁ。

と、「未経験は難しい」と言われている無職の僕は思うわけです。そんなポジショントークです。

(888文字)