金持ちについて
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これ読んだ。
金持ちは悪人とか、優遇されてるとか、決めつけてる人に捧ぐ | More Access! More Fun!
いろいろ話が盛り込まれてるけど、タイトルに対応するところだけ引き抜くと「金持ちは税金払ってるんだから、そんな悪く言っちゃだめだよ」って内容。
まぁ僕も金を持ってる人はいいなぁとは思うけど、イコール悪人とは思ってない。もちろん、違法なこと、あくどいことをやって稼いだんなら悪人認定するけど、基本的にはそういう人はあとで痛い目にあってる。
金持ちを悪く言うのは、「金を持ってる人がうらやましい」という気持ちから来るのもあるし、「たいした努力もしてないのに金を持ってる人がうらやましい」という気持ちから来るのもあると思う。後者だと、金持ち2世3世に対して悪口を言ったり、「相続税の税率をもっと上げるべきだ」みたいなことを言い出す。前者なら、金持ってるだけで批判の対象で、「金持ってるやつからどんどん税金をとるべきだ」みたいなことを言い出す。
お金を持ってる人から多く税金をとった方がいいというのには賛成だけど、あまりやりすぎるのはどうなんだろうという気もしている。今の水準でも相当高いなって感じる。あまり累進課税をやりすぎると、それこそ海外に逃亡してしまって、日本で多額の税金を払う人がいなくなってしまう、みたいな状況にもなりかねない。海外移住までいかなくても、節税対策へのインセンティブが高まってしまうので、マイナス面が無視できなくなってくる。
「金持ちはカネのことしか考えてない」とかっていう人がいるけど、そういうことを言う人の方が、カネのことしか考えてないと思う。多くの人は、自分の能力を高めて、自分から行動して他者に働きかけ、顧客や会社へ付加価値を提供する商品や枠組みを作った結果、金持ちになったんだろう。つまり、自分やまわりの人、モノやサービスについても考えているはずで、カネのことしか考えてないなんてことはない。安易な金持ち批判者は、金持ちと言う結果しか注目してなくて、途中のプロセスへの視点が抜けてる。プロセスなく金持ちになった人は、ズルいなって思うけどね。