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ターゲットの絞り込みと戦略

🐶

これ読みました。

戦略とはなんなのか - β2

ターゲットを絞る絞らないの話。ターゲットを絞るといろんな選択肢を捨ててしまうような気がして不安になる。だけど、ターゲットを絞って攻略したあとに、そこから全体へと展開していくイメージができれば、ターゲットをしぼる勇気も出てくる。どこにしぼって、どうやって全体へ広げていくか、これを考えることこそが戦略だろう、というような話。

現時点でマルバツをつけてマルが集まるところを選ぶのが戦略ではなく、時間をかけてドミノがたくさん倒れる見込みと、最初のドミノのありかについての考えを戦略と呼ぶ。最初のドミノは、できるだけ小さい力で倒せるところ、自分だけが倒せるところがよい。

おもしろいですね。僕もどちらかというと、ターゲットを絞って選択肢を狭めてしまうのは嫌だなぁと思ってしまう人です。貧乏根性が出て選択肢を捨てるということができません。はじめから「全部やる」という気持ちで取り組んではみたけれど、結局は何も手に入らなかった、というオチを何度も経験してるんですけどね。

アマゾンは今では何でも売っていますがが、もともと取り扱っていたのは本だけでした。「本を売っていたらいつの間にかいろいろ売るようになった」というわけではなく、「はじめからいろいろ売るつもりで、手始めとして本を売り始めた」という順番らしいんですよね。本は腐らないし大きすぎないから在庫管理しやすいし、本はどの店で買っても中身は同じだから買う人が不安になりにくいし、取次のシステムがあれば仕入れコストも減らせることができます。本を売りたくてたまたま好条件が重なったから大きくなることができた、ってわけじゃなくて、本から売り始めれば、無名のインターネット小売りでも商売できる、っていう発想だったからあんなに大きくなれたんですね。

ターゲットを絞らなければ、あたりさわりのない、ふんわりした商品や企画ができあがりがちだよなぁ、とは思っていたんですけどね。単にターゲットを絞るだけではダメなんですね。ターゲットをしぼり、その後どう広げていくかまで考える必要があるんだなぁ。まぁ、そりゃそうか。

(888文字)