ブラインドタッチができるようになったころ
🚋
最近の大学生はスマホしか使わないので、PCが使えない、という話を聞く。デジタルネイティブとかいう言葉もあるけど、PCが使えるを飛び越してPCが使えない状況になってるのは、なかなか面白い。といいつつ、自分のことを振り返ると、僕もあまり人の事はいえないが。
僕は大学で数学を勉強してたけど、数学はぜんぜんPCを使わない。論文を書くときは使うけど、それって卒業する直前くらいしかない。レポートは、レポート用紙に手で数式書いて提出するし、何か調べるときは本だし、PCを使うことはほとんどない。「数学やってた」っていうだけで、なぜかPCに詳しいとか、Excel使えるとか思われたりするんだけど、正直そんなことはない。そもそも大学にあったのはウィンドウズじゃなくてUNIXだったしね。
僕は大学生になってだいぶたってからPCを買ったんだけど、それまでは大学のPCしか使っていなかった。まぁ、使うと言っても、だいたいはネットして終わりって感じで、使いこなしてる感じは全くなかった。
ブラインドタッチは大学生の時にマスターした。UNIXに入っていたタイピング練習ソフトを使った。ひたすら"f"と"j"を連打するとかいう簡単なところからはじまり、3列目をやって、次はその上下の列をやって、という感じでアルファベットは見なくても打てるようになった。数字とか記号は見ないと打てないけど、まぁそこは見て打てばいいやと思っていた。朝早くから夜遅くまでやって、気付けば一日でできるようになってた。
しばらくして、チャットにはまった。ミスチル好きが集まるチャットによく行っていた。早くしゃべらないと会話に乗り遅れてしまう。なので、どんどんスピードが速くなっていった。この時に身についたのは、タイピングの速さと、どうでもいいレスを思いつく速さだ。marqueeタグとかいう、シュールなタグもいくつか覚えた。
という感じで、僕も会社に入ってすぐの頃は、「えくせるってなんなの?」っていうレベルだったけど、今では結構使えるし、VBAだって書けるようになった。今はPCが使えない新人も、これからできるようになればいいと思う。