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「こりん星キャラ」という設定でしくじった人の話

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って小倉優子以外にいないわけなんだけど。

昨日の「しくじり先生」の小倉優子の回は、おもしろかったです。キャラ設定でしくじらないための授業だったんだけど、テレビの裏側を見ているようで楽しめました。たいていは予想の範囲内だったけど、本人が説明するのはおもしろいですね。

キャラの作りこみが雑だったため、いろんな質問に適当に答えていた。そのため、矛盾が発生してしまい、さらにたくさんの嘘をつかなくてはいけなくなっていった。小さな嘘が大きな嘘に変化していくのはよくある話だけど、本人の気持ち的にはしんどかったんだろうな。「早くキャラをやめたい」という本人の意見をしりぞけ、事務所は「まだいける」とごり押ししてたみたいだけど。(「こりん星キャラ」の結末は、事務所のしくじりなんじゃないか?)

この「キャラ設定」のことを小倉優子は、「特急券」と言ってました。司会者含め、みんなからいじってもらいやすく、すぐに前に出て行けるチケットだと。しかし、これは言い換えれば「楽をしている」ということでもあり、「楽をしている分、どんどん他の人との実力差が開いていく」という結果を招いてしまいます。なので、小倉優子は「はやくキャラから卒業した方がいい」とすすめてました。

ただ、それはそれで厳しいんじゃないでしょうか。実力がない人からすると、キャラに頼らない戦略は、永遠に日の目を見ないまま枯れていくことにもなりかねません。実力がないのに売れてしまうのは悲劇ですが、ずっと日陰で努力し続けるのもまた悲劇です。キャラに頼る戦略に、手を出しちゃう人は多いでしょう(実際、多い気がする)。

授業では「キャラを設定したとしても、卒業のタイミングはある」と話していました。そのタイミングとは、「キャラ以外が認められたとき」。小倉優子の場合、「秘密のケンミンSHOW」に千葉県代表(こりん星関係ない!)として出たときが、そのタイミングだったのではないか、と振り返っていました。こりん星とは関係ないキャラが認められた時点で、新しいキャラに乗りかえるべきだったんですね。

僕は特にキャラを演じてはいませんが、ためになる授業でした。

(888文字)

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