「なぜマンホールのふたは丸いのか」をいまさら
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マイクロソフト社の採用面接で聞かれたことでも有名な質問、「なぜマンホールのふたは丸いのか」。僕がこれを聞いたときは、「へぇ、アメリカのマンホールも丸いのか」って思った記憶があります。一番オーソドックスな解答は「幅が一定なので、落ちないから」だと思うのですが、ウィキペディアに「マンホールの蓋」というページがあり、そこに他にも理由が列挙されていたので順不同で見ていきたいと思います。
一番いいなと思ったのはこれです。
丸いマンホールの蓋の方が簡単に転がして移動できるから。
確かに。マンホールのふたはすごい重いですからね。持ち運ぶ機会は少ないですが、いざ動かすときに転がせなかったらしんどいです。重いので転がすのも大変そうですけど。
丸型の蓋は丸いマンホール穴に対して、うまくはまるように回転させる必要が無いから。
これもいい答えです。四角形などの場合は少しでもずれたら入りませんからね。マンホールの蓋に文字やデザインが施されていると向きが決まってしまうので、「回転させる必要がない」メリットが活かせない蓋もありますが。
マンホール開口部の丸い形状は、それを囲む地面の圧力に対して最も効率的な形状であるため、その丸い開口部の蓋が丸い様相を帯びるのは自然であるから。 円筒状の穴は掘るのが容易なため。 丸型の鋳造は水平の型押しロール機を使用して機械切断するのがより簡単だから。
これらは、より技術的な話ですね。
人間の断面もやや丸い形をしているため。
よくわからないのですが、工事をする人とかが中に入りやすい、ってことでしょうか。確かに細長かったりすると入りにくいですけど。
もし蓋が外れた他の形のマンホール上を自動車が通過すれば、鋭い角の部分が自動車のタイヤをパンクさせてしまう恐れがあるが、丸い形には角が無いため。
これはちょっと無理がある気が。そもそも簡単に外れないよう、ふたを重くする理由にはなっていますが、丸い理由としては弱いです。
文化的理由。
ちょっと投げやりすぎじゃないですか。一体どんな文化なんでしょう。
「落ちないから」が一番正解に近いんでしょうけど、こうして他の解答も見てみるのも新鮮です。
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