今日も8時間睡眠
888文字のブログです

「確率0」と「起こらない」の差

🛵

これ、理由がいろいろ間違ってると思うなぁ。

366 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2015/09/11(金) 22:44:03.032 ID:tNYiEhcvE 降水確率0パーセントでも雨は降る 469 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2015/09/11(金) 23:03:13.474 ID:PTClxU6x0 >>366 レイとゼロの違いだっけ? 485 :以下、転載禁止でVIPがお送りします:2015/09/11(金) 23:04:37.508 ID:tNYiEhcvE >>469 そう ゼロは全くもって存在しないって意味を持ってて 零は極僅かに存在するっていうニュアンスがある え、マジで?ってなる雑学あげてけ [転載禁止]c2ch.net

そもそも降水確率は予報だから、「0%でも雨が降る」ということはあります。また、降水確率が0%というのは、「四捨五入した結果、確率が0%になった」ということなので、実際には1%とか4%のようなこともあります。だから、予報通りの確率だったとしても「0%なのに雨が降る」ことはあります。

それ以前の話として、「確率0」と「起こらない」は数学的に言っても同じではありません。高校までで習う確率は、有限通りの事象しか扱わないので、「確率0」と「起こらない」は同じことになりますが、起こりうる事象の数が無限個だと話は違ってきます。

例として、0以上1以下の実数から、ランダムに数字を取ってくる場合を考えてみましょう。取り方にムラがないとすると、例えば、取った数が1/4以上1/2以下となる確率は、1/4となります。確率は数直線上の線分の長さと一致します。ここで、取った数が1/2になる確率を考えてみると、それは0となります。「1点」の長さは0なので、確率は0です。しかし、「取った数が1/2にならない」わけではありません。

このように、無限通りのシナリオがあり、1個だけ該当するシナリオがあるという場合などで、「確率は0だが、起こらないわけではない」ということは発生します。上のやり取りのような、レイとゼロの違いというわけではないと思います。

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