ハードルを下げて書く
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これ読みました。
架空畳ブログ・ジュラ記: #001 書く、書かない問題 2009.5.13 WED
文章を書くと言ってたのに書けなかった人たちが、とある人の文章を批判していて、あきれた、という内容。「書けなかったのに批判する人たち」の考えを推測している部分が、特にいい。
■きっとこういうことである。奴らは傑作を書こうとしたのである。 このオレ様が書くのであれば、その作品は大傑作以外にあり得ない、と鼻息も荒くだが平静を装うためコーヒーなどすすり書き始めたはずなのである。 一行書き、一枚書いてみる。 読み返す。陳腐である。おかしい。書き直す。読み返す。凡庸である。頭の中にあったときは世紀の大傑作だったものが、実際に書いてみるとコレは・・・という代物にしかならぬ。がっかりだ。こんなもの人目に晒すとバカにされてしまうかもしれない。何より自分が許せない。傷つくぞ、プライドが。悪夢である。 ■で、その悪夢から逃れる素晴らしい方法があるのだ。書かなければいい。そして人の書いたぼろぼろの作品をバカにして心の平穏を取り戻すのだ。
僕はこのブログで傑作を書くつもりはない(というか書けない)んだけど、自分の書いた文章が陳腐・凡庸でがっかりするのはほんとよくある。主題や構成を考えるのはまだいいとして、書き出しや終わりの部分が難しい。各要素のつながりもパターンが少ない。言い回しも使い古されたものばかり。というか、主張自体が目新しくないよね、などといろいろ自分で突っ込んでしまう。
書き終わって全体を読み返してみると、「これ別に公開するほどの内容でもなくね?」という気がしてくる。「そもそもこんなことが書きたかったんだっけ?」というのもよくある。
まぁそれでも公開してるのは、「とりあえず毎日アップしておくか」とか「せっかく書いたんだし、捨てるのはもったいないな」くらいにしか考えてないからだと思う。「傷つくぞ、プライドが。悪夢である。」という気持ちもわかる。だけど、ネットは匿名で書けるんだし、そこまでダメージを受けないんじゃないかな。意気込まず、自分の文才に期待しすぎないようにするのがいい。
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