食事に比べて、映画や本のレビューはひどくなりやすいと思う
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これ読んだけど、確かにこういいたくなることはあるよね。
映画に限らず、最近はいろんなサイトで評価を見ることができます。アマゾンや食べログや価格.comもそうだし、アプリをインストールする画面でも「人の評価」を見ることはできます。
食べログについては、「食べログのさまよい方」でも書いたとおり、点数は見るけどそれほど信頼はしてなくて、地域を軸に店を探しているときは、それぞれの店の評価文言まで見るようにしています。ある人の点数と別の人の点数の基準は同じではないので、評価基準を文言から推測するしかありません。
食べログで扱っている店は飲食店だけですが、評価項目は人によって違います。味だけを重視する人もいれば、価格とのバランスを重視する人もいます。「ある程度お金を出せばおいしいものが出てくるのは当然だよね、だから値段とのバランスも見ないとね」という理屈です。接客とか店への行きやすさとか内装とか個室があるかとかタバコが吸えるかとか、人によってどこまで評価の対象になるかは変わってきます。
しかし、映画や本のレビューに比べれば、評価の妥当性はあると思います。理由の一つに、食事は毎日誰でも行うが、映画や本はそうではない、というのがあるでしょう。毎日食事をすると、おいしいまずいという感想を抱くと思います。なので、たまに外食したときでも、おいしいまずいという感想は抱きやすくなります。一方、映画や本は、たまにしか触れないライトユーザーもたくさんいて、有名評価サイトには集まってきてしまいます。そうすると、普段からよく触れているヘビーユーザーからは考えられないようなレビューも飛び出してしまうんでしょう。
また、映画や本は娯楽目的で消費されることも、食事の評価とは異なる点です。味の好みも主観ですが、娯楽の評価にはもっと主観が入るでしょう。
だれでも簡単に評価を投稿できるようになったけど、そうなるとだんだんと評価者の信頼性が問題になってきます。評価者を評価したい、評価を信頼できる評価者だけのレビューを見たい、というニーズは増していくでしょうね。