今日も8時間睡眠
888文字のブログです

大学生に読ませる記事を書いていたのに、実際には全然違う層が読んでいた件

学生時代に僕が就職活動をしていたとき、「新卒での就活というのは特殊な経験なので、自分の経験を残しておこう」と思い、就活サイトを立ち上げたことがある。

就活をするときに考えていたことや、就活本や就活サイトで「これは嘘でしょ」と思ったこと、社会人には常識だけど学生には常識ではないこと、などを書いた。開設してから数年間はアクセスも広告収入も結構あった。数学が得意だったのでSPIの数学(非言語)対策ページを作ったり、自分の就職した業界のビジネスを解説するページを作ったりもした。

もう記事の更新はしていない。完全に放置状態。僕の就活時代よりリクナビの影響が増していたり、スマホが登場したりして、状況が大きく変わり、最新の就活状況がわからなくなったためだ。ただ、サイトを閉じることはしてなくて、今も残している。考え方などは参考になるかもしれない、と思ったからだ。更新を辞めた今でも、アクセスはそこそこある。説明会解禁日や面接解禁日など、就活が活発になるときには、アクセスが跳ね上がることもある。ちなみに、広告収入は激減してる。

少し前に、ふとアクセスを見てみたときに、あるページだけがやたらと読まれていることに気付いた。SPIの数学対策ページのうちの一つだ。みんなが検索してきているワードで自分も検索してみると、一般的な言葉なのに上位に表示されている。これが、オールドドメイン効果なのか。

そのページは就活の筆記試験の時期だけでなく、一年を通じて読まれていた。僕はどういう人が読んでいるのか気になって、アンケートフォームを設置した。いくつか設けた質問項目の中に、「あなたは何をしている人ですか?」という、職業を聞く質問も混ぜた。

アンケートの結果、ほとんどの読者が小学生だったことがわかった。小学生が、授業でわからなかったところを調べたり宿題をやるために、僕のSPIの数学対策ページにきて学習していたようだ。僕は就活をする大学生に向けてサイトを作って記事を書いていたのに、実際には小学生ばかりが読んでいた。

対象にしてなかった人が読んでいても問題はないんだけど、なんだかがっかりしてしまった。

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