今日も8時間睡眠
888文字のブログです

生のニンジンをポリポリ食べていた話

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前に旅行に行ったんですが、泊まっていたホテルに朝食バイキングがついていたんですよね。バイキング形式の場合、いつも取りすぎてしまうのですが、この日も大量の料理をお皿に盛っていました。「朝は意外と食べれない」というのは、別に意外ではないのですが、なぜかバイキングのときは意外に感じられてしまいます。

料理エリアを回っていると、「根菜類コーナー」というあまり見慣れないコーナーがありました。そこに、ニンジンも置いていました。僕って、ニンジンが好きじゃないですか(知らんがな)。それで、ニンジンもとったわけです。

席に戻って食べ始めたんですけど、ニンジンを食べようとしたときにちょっとした違和感を覚えるわけです。ニンジンはゆでられたものだと思っていたのですが、完全に生でした。

生でも、スティック状になっていればいいのですが、このときのニンジンは斜め切りで、見た目、あんまり「生」感はないんですよね。

斜め切りでも、薄ければいいのですが、なぜか2cmくらいの厚さなんですよね。ナイフとフォークで分割しようとしても、斜め切りなので安定しないし、そもそも硬くてナイフがほとんど入らない。「仕方ない、そのまま食べるか」と思ってフォークで刺そうとしても、それすら大変という硬さ。やっとのことで食べました。

ポリポリポリポリ、快適なリズムを出しながら。

次の日も同じホテルに泊まりました。朝食バイキングも同じ内容でした。この日は量を控えめにしていたし、「もうあの大変なニンジンはとらないぞ」とも思っていました。僕は、前日の経験から学習していました。

料理をとっていると、ニンジンのあったエリア付近から、ものすごい騒音が聞こえてきたわけです。ウィーンウィンウィンウィンウィンウィン、ウィーンウィンウィンウィンウィンウィン。ミキサーでしたね。あああああ。あれは野菜ジュース、もしや、あのニンジンは野菜ジュース用…。

だから、あえてあの厚さだったわけです。だから、あえて生だったわけです。前日にもミキサーが置いてあったか記憶にないのですが、見過ごしていたのかもしれません。前日にポリポリ食ってた僕は一体何だったのか。

(888文字)