次世代の掃除機を考えよう
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「掃除機」というと、「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」というキャッチコピーで有名になったダイソンの掃除機や、床を動き回って自動で掃除をしてくれるルンバなどが有名になりました。テレビや冷蔵庫、洗濯機に比べると劇的な変化があまりないと思っていた掃除機が、こんなに進化し、注目されるのは意外感がありました。
ただ、ダイソンの掃除機は、既存の掃除機の枠から飛び出したとは言えない気がします(羽のない扇風機は「扇風機」の枠から出ていますが)。一方、ルンバはあきらかに今までの掃除機とは違っています。勝手に掃除をしてくれるロボット掃除機というのは、次世代の掃除機だったと言えるでしょう。
では、その次の世代、もっともっと先の世代になれば、どういう掃除機が出てくるでしょうか。「掃除は面倒だ」と思っている僕からすると、ルンバすら面倒に思えてくるのですが、そんな僕がこうなるんじゃないか、こうなればいいなというものを考えてみました。
僕の部屋の床はフローリングです。なので、普段の掃除をするときは、掃除機ではなくクイックルワイパーを使います。掃除をすると、ほこりや髪の毛などがとれます。集まるとボリュームはありますがそれぞれは軽いので、何日か掃除をしていない状態でエアコンを入れると、これらのゴミが風に流されて部屋の隅に固まっていることがあります。
これを見て僕はひらめきました。家自体に、掃除機能をつけてはどうでしょうか。つまり、床から風を起こすんです。起こした風で、ゴミを部屋の端へどんどん追いやっていくのです。端に追いやったあとはさらに一か所に集まるようにまた別の風を送ります。こうすれば、最後に集まったごみをポンと捨てればおしまいです。新しい掃除機を作るのではなく、家に掃除機能を持たせる、という発想です。
ほこりが舞うだろ、という意見や、そもそも床から風が出る仕組みが無理すぎるだろ、っていうツッコミもあると思います。しかしですね、掃除は面倒なんですよ。勝手にきれいになっていてほしい、という思いからは、これくらいの自動化が望ましいところです。
以上、大掃除が完了していない僕の妄想でした。