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888文字のブログです

日記ブログと記事のタイトル

前に「名前を付けてやる」という記事を書いた。ブログでいえば、「名前を付ける」とは「記事のタイトルをつける」ことにあたる(頻度の少ない「ブログ名をつける」もあるが)。この「タイトルをつける」行為が、日記ブログにはネックになっていると思う。

日記ブログに、なんでもない日常を書くとする。すると、その一日に名前を付けるときに困る。中身を読んでみて、「タイトルにできるような、特徴的なことがないなぁ」となり、公開をためらってしまうかもしれない。「タイトルなし」が設定できるブログを使ったり「○月○日の日記」というタイトルにする方法もあるが、タイトルを見ても中身がわからない状態になってしまう。また、よく読むと昨日と今日は違うかもしれないんだけど、短い言葉で表す「タイトル」にすると似たような感じになってしまうこともある。

例えば、「今日作った唐揚げがめっちゃおいしかった」という内容の記事を書いて「唐揚げ」というタイトルをつけたとする。別の日に、「今日もおいしく唐揚げが作れた」という記事を書いた場合、もう一度「唐揚げ」というタイトルで攻めれる人は少ないんじゃないかな。記事一覧に「唐揚げ」というタイトルが並ぶと、もうわけがわからないよ。

名前を付ける行為には、「それは他とは違う」という意味を含んでいる。なので、毎日あまり変化のない日常を書く日記ブログとは、相性がよくない。育児ブログでは、日々成長して変化し続ける子どもを描いているのでそんなにネックにはならないけど、大人しか出てこない大半の日記ブログはタイトルがネックになる気がする。

他のサービスと比較してみるとどうだろう。FacebookやTwitterには「タイトルをつける」という行為がない。書きたい内容を書けばそのまま投稿できる。タイトルをつけなくていい分、気軽に投稿できる。日記ブログやmixi日記などからFacebookやTwitterへ人が流れていった背景には、「タイトルをつけなくていい」というのも影響しているのではないか、と個人的には思っている。

記事のタイトルをつける行為が、日記ブログの更新を妨げているように感じる。

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