今日も8時間睡眠
888文字のブログです

変なフォームで1000回素振りしても、変なフォームが身につくだけ

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タイトルは、僕があるサイトにつけたはてブコメントなんだけど、これは本当にそう。

僕は昔ゴルフスクールに通っていたんだけど、コーチにいろいろ指摘されるわけです。ボールを打った後、左ひじが曲がってるとか、体が起き上がってるとか。そういう指摘をしながら、「こういうスイングになってしまっている」ってコーチが僕の打ち方を再現してくれるんだけど、「いやいや、さすがにそんな変な打ち方はしてないだろ」って心の中では反論してるんですよね。

ところが、スイングをビデオ撮影してもらい、自分の目で見てみると、だいたいコーチの言ったとおりになっています。若干の誇張はあるけれども、左ひじは曲がってるし、体は起き上がってるし、ヘッドが外から入ってるし。ダフったりスライスしたりすることが多い(つまり、失敗してる)んだけど、それは結局、ミスの起きる打ち方をしてるからなんですよね。どうりで、スイングのイメージは石川遼なのに、打球が石川遼じゃないわけだ。

というわけで、「1人で打ちっぱなしにいって変なフォームで練習し続けるよりも、ゴルフスクールに行ってフォームを強制的に改善してもらった方がいい」という話を、別のサイト「俺達のゴルフはまだ始まったばかりだ!」で書いたわけです。

これは別にゴルフに限らず、独学でやるすべてのことに言える話だと思います。

自分で自分の悪いところが客観的に認識できないものは、外部の手による修正がないといつまでたっても進歩しません。しかも、初心者は、テレビとか本とか他の人から聞いた話などから作り上げた「イメージ」を抱いていて、それにもとづいて色々もがくんだけど、そのイメージがそもそも間違っている、という場合が多いんですよね。客観的に良い悪いを判断するためには、ある程度実力がないとダメで、その分野で生まれ持った才能のある天才を除いては、独学だと行き詰まってしまいます。

教わるにしても、いい先生に出会えるかどうか、という新しい問題が発生します。先生の実力以外に、自分との相性もあるので、試行錯誤が必要となってきますが、1人で変な素振りをし続けるよりは効果的な試行錯誤だと思います。

(888文字)