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満員電車対策で鉄道の方をいじるのは無理じゃないかな

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これを読みました。

都知事公約「満員電車ゼロ」は、こう実現する | 通勤電車 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

5つの対策が挙げられています。「青信号と同時に電車を出発させる」「ドアが閉まると同時に電車を出発させる」「選択停車ダイヤ」「列車の加速とブレーキの性能向上」「信号の機能向上」です。

「選択停車ダイヤ」以外の案は、輸送力のアップと引き換えに安全性が犠牲になるように思います。また、一時的に効果があっても、すぐに乗客数が増えて相殺されてしまいそうです。「選択停車ダイヤ」は電車の種別によって停車駅を分散させるダイヤですが、乗り間違えが増えたり、主要駅に止まる電車がさらに混んだりするような気がします。また乗り換えもしづらくなり、不便になってしまうかもしれません。

満員電車対策では、他にも「2階建て車両」といった案を聞くこともありますが、そもそもこの対策で、鉄道の方をいじるのって無理がありませんか。長い車両を2分間隔3分間隔でガンガン走らせて、「もっと輸送力アップだ」っていうのは、方向性は正しいんですかね。もう限界でしょう。

やっぱり、出勤時間の分散から手を付けるのがノーマルではないですかね。早く出勤する人にメリットを与える(社員食堂で朝食も食べれるようにするとか)、遅く出勤させる会社にメリットを与えるとか。特に、遅い出勤は、保育園に子供を預ける人には大きなメリットがあるし、保育政策の面からも政府は補助しやすいんじゃないかと思います。

リモートワークの推奨もあるでしょう。一日ずっとは難しくても、午前だけの導入なら可能かもしれません。これだけでも混雑緩和には効果はあります。

また、大企業なら、会社専用のバスを導入するというのもあるかもしれません。いくつかの主要駅と会社を往復する、というバスです。一企業でなくても、ある地域に同じ業種の企業が集まっているなら、複数企業で取り組むこともできるでしょう。

輸送力をあげる案だと、乗客数が増え、いたちごっこになるだけかもしれません。朝の同じ時間に電車に乗る人を減らさないと、この問題が改善することはないと思います。

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