ツッコミどころの多い鳥越氏のインタビュー記事に一個しかツッコめないとしたら
🏇
これを読みました。
「ペンの力って今、ダメじゃん。だから選挙で訴えた」鳥越俊太郎氏、惨敗の都知事選を振り返る【独占インタビュー】
選挙の時からツッコミどころは多かったですが、このインタビューもツッコミどころが多すぎます。たくさんツッコんでいる次のようなサイトもありました。
鳥越氏のインタビューが面白かったので突っ込みどころを挙げてみる: 不倒城
一個しかツッコめないとすると、ここですかね。
――日本の危機を訴えるため、ペンの力じゃなくて、選挙に出て訴えようと思ったのはどうしてですか。 ペンの力って今、ダメじゃん。全然ダメじゃん。力ないじゃん。だって安倍政権の跋扈を許しているのはペンとテレビでしょ。メディアが肝心のところを国民にちゃんと訴えないから、こうなるんでしょ。僕はペンの力なんか全然信用していません。だから、選挙の中で訴えるという一つの手がある。そう思っている。
この発言からの、次の流れ。
――週刊誌報道の影響は? 大きかったでしょうね。女性票と浮動票が小池さんに流れたということは。検証のしようがないですが、可能性はある。それは認めます。 ――あの報道への対応についても批判がありました。 (中略) ――鳥越さんは、(報道に携わっているため)仕事として人のスキャンダルを聞く立場でもあります。証明が難しいなりに、記者の質問には答える選択肢はなかったのですか。 難しいですね。(中略)説明責任というのは美しい言葉だけど、実際にはこれほど難しいことはないんですよ。何の意味もないですよ
上のツッコミ記事でも、この部分が挙げられています。そこでは、「ペンの力がダメって言っておいて、それにやられてるじゃないか」という内容になっていますが、僕なら「メディアが肝心のところを伝えてないと言っておいて、自分は伝えようとしなかったじゃないか」とツッコみますね。「ペンの力がダメ」が現政権への影響力だけを指しているならそれほど矛盾はしませんが、前半の発言の趣旨は「ちゃんと伝えるべき人が、ちゃんと伝えていない」なので、こっちは矛盾してるでしょうね。
都知事になっていたら、説明責任がついてまわるのになぁ。
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