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大学の一次試験に記述問題って、いる?

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これを読みました。

記述式、大学が採点へ センター後継新テスト 国語で検討:朝日新聞デジタル

センター試験に代わって行われる、大学入試の新共通試験について。新試験の目玉の一つに、記述で答える問題も出題する、というのがあります。この記述式問題の導入で課題が浮かんできたけど、対策案も出てきました、というお話。

ただ、この記事に載っている「記述式問題の導入で浮かんできた課題」というのが、「採点に時間がかかる」というものなんですよね。「そんなもん、すぐにわかるだろ」って感じがするんですが、気のせいでしょうか。時間がかかるため、試験の日を早めるか、記述で答える文字数を短くするしかないのですが、どちらもいまいちということで、文科省は「八方ふさがり」になっていたらしいんですよね。すぐに気づくと思うんだけどな。

これに対して、この課題をクリアするための案が、ニュースのメインにもなっている、次の部分。

今回の改革について「検討に積極的に参画する」としてきた国大協も入試委で採点方法を議論。国語で出題▽入試センターはマークシート式の採点を担う▽記述式を利用する大学は受験生の解答をセンターから送ってもらい、採点する――という独自案をつくり、7月末に文科省も同席した会議で示した。

記述部分は大学サイドで採点する、ということですが、大学側の負担は今以上にかなり増えますよね。現状、センター試験だけ、もしくは、二次試験もマークだけの大学・学部にとっては、確実に採点の負担は増えます。これらの大学が「記述問題の点数をまったく勘案しない」と決めて採点しないという選択もとれるんですかね。結構厳しいような。

二次試験に記述の問題を出す大学にとっては、わざわざ一次試験で記述問題の出来を見る必要性ってあるんでしょうか。

一次試験は、基本事項の理解や、二次試験を受けるための足切りに使えばいいんだから、一次試験の段階ではざっくりの学力測定でいいんじゃないでしょうかね。そこからどれだけ精密に測るかは、各大学でやればいい話じゃないかな。なんとなく、今の一次試験に記述問題を加えても、悪くなるだけのような気がしますね。

(888文字)