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コミュニケーションコストがかかりにくそうなら、お友達価格提供もありかな

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「友達なんだから、安くしてよ」という依頼に対して、ネットで不満を言っている人を見かけることがあります。いわゆる、「お友達価格」問題です。

特に、個人事業主として働き、小物を作ったりサービスを提供したりしている人は、この被害にあいやすいように思います。「できる人にとっては簡単な作業」というのが、「多くの人にとって簡単な作業」「(自分以外の)誰にでもできる簡単な作業」とゆがんで受け取られやすいからかもしれません。作業時間だけじゃなくて、技術習得にも時間はかかっているのに。

個人事業主のメリットの一つに、顧客や商品や価格を自分で自由に決めることができる、というものがあります。実際には、生活がかかっているので、言うほど自由には決めれないのですが、会社員と比べれば自由度はあります。そこに付け込んで値切ってくるという人もいるんでしょうね。

僕もサービス提供者として「お友達価格はやっかいな問題だな」と思っているのですが、「常に否定されるものでもない」とも思っています。「お友達価格を適用してもいい」と思える状況はいくつかあって、その一つに「コミュニケーションコストがかかりにくい、と予想できる状況」というのがあります。

自分が顧客として何かにお金を払うとき、「ちゃんとした商品が来るかな」とか「問題があったときにちゃんと対応してくれるかな」と不安になったことはあるでしょう。これは逆側も一緒で、売る方も「ちゃんとお金を払ってくれるかな」とか「妙なクレームを言ってこないかな」と不安な気持ちになっています。

個人事業主であれば、基本的にトラブルは自分で処理をしないといけません。めんどくさいことに巻き込まれて、その対応に時間がかかり、その間新しい仕事もできないとなると、かなりピンチです。

もともと知っている人なら、どういう性格なのか、どういうことを言いそうなのか、がある程度予想できます。そのため、見ず知らずの新規顧客に比べれば、コミュニケーションコストはかかりにくいことが多いです。この分はディスカウントしてもいいかな、と思います。

友人と取引をするのは、いろいろ気を遣うので難しいですね。

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