サイゼリヤこわい
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サイゼリヤがこわい。
安すぎてこわい。サイゼリヤには2回か3回しか行ったことがないけど、初めて行ったときに思ったのは、「こんなに安くて大丈夫なのか」ってこと。人気No.1のミラノ風ドリアが税込みで299円とか、かなりクレイジーな値段設定。
われわれがまず取り組んだのは、「コストゾーン」といわれる部分の縮小。具体的にはキッチンの面積を半分にした。 サイゼリヤは、なぜ低価格を続けられるのか (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
サイゼリヤに行った後、このような記事やテレビ番組を目にした。値段の安さは合理化によるコストカットをした結果、という内容がほとんど。例えば、調理の大半を工場で行い、店での調理作業を減らすことによって、料理場も料理人も減らす(そのうえ、品質が統一される)とか。他にも、おぼんを使うと作業効率が下がるから使わないとか、掃除をするときにはモップの方が早いから掃除機は使わないとか、細々したものもある。品質や従業員の負担だけに頼るようなコストカットではない。
と言われても、やっぱり安すぎてこわい。同じ気持ちになったのは、IKEAレストランに行ったとき。今見たらそんなでもないけど、数年前に行ったときは安すぎて衝撃を受けた記憶がある。スウェーデンカラー(青と黄)の食べ物もあって、「安いけど食べるとダメなヤツかも」という直感が働いたが。
うちの会社は「デフレの申し子」といわれるが、それは心外だ。 (中略) うちは店数も投資も伸ばしているから、デフレの申し子というのは当たらない。 (中略) 低価格「志向」が強まっているのではなくて、低価格帯の市場規模がもともと大きいということ。 サイゼリヤは、なぜ低価格を続けられるのか (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
高校生が放課後にパンを買って帰り道で食べていたのが、サイゼリヤで食べるようになったというケースもあるのだろう(他の高い外食店から流れてきた客の方が多い気がするが)。
ただ、そうすると、顧客層のガラが悪くなってしまう傾向があると思う。実際、やたら騒ぐ若者客は多い。そういう点でも、サイゼリヤはこわい。
正垣 泰彦
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
(888文字)